2020年6月26日
- UV-C技術を活用した業務用ライト12製品を発売
- G.L.A.買収により、室内上部の空気除菌用ライトを製品群に追加
- 年内にUV-C光源の生産能力を8倍に増強
シグニファイは生産能力の増強とUV-C製品群拡充により、“新たな生活様式(New Normal)”に適応しつつある世界中の人々の安全を継続的にサポートします。当社のUV-Cライト製品は除菌力の有効性において確かな実績と信頼を獲得しています。その有効性は先頃、ボストン大学が実施した臨床試験により実証され、シグニファイのUV-C光源によりCOVID-19の原因ウイルスがほんの数秒で不活性化することが明らかになりました。多くの企業や団体が、安全な環境下での事業継続やサービスの提供を模索する中、この結果は非常に重要な意味を持ちます。
シグニファイの新たなUV-Cライト製品群には、幅広い業務用照明や除菌庫(チャンバー)が含まれます。シグニファイのデジタルソリューション部門リーダー、ハーシュ・チタリー(Harsh Chitale)は、次のように述べています。「当社は空気や様々な物体、その表面の除菌に特化した12種類のUV-Cライト製品を発売しました。これらの製品は、オフィス、学校、ジム、小売店、倉庫、公共交通機関など、さまざまな顧客セグメントをターゲットとしています。」
製品群の中には、オフィスや学校、トイレにある様々な表面の除菌に適したUV-C製品も含まれます。これらの製品はセンサーや制御装置により、人や動物がいない時のみ作動します。そのほか、ホテルの客室に搬入できる、またはバスや電車などの公共交通機関の表面除菌に使用できる移動式・自立型のUV-Cライトも含まれます。
物体の除菌用として、シグニファイは安全かつ短時間で使用できるUV-C除菌庫製品群を発売します。これらの除菌庫は、オフィスや地方自治体の建物などで、来訪者のタグや携帯電話、バッグ、ノートパソコン、財布などを数秒で除菌する際に有効です。また、小売店では返品された品物やグラス、試着された衣類などを除菌するのに適しています。
UV-C製品は、トンネル型の除菌ゲートとしても使用できます。北米のある大型小売店では、ショッピングカートの除菌用としてトンネル型のUV-Cライトの試験運用を開始しています。またインドのあるホテルでは、宿泊客のバッグをチェックイン時に除菌するためにシグニファイのトンネル型除菌ゲートを採用する予定です。
製品群の拡充に向け、シグニファイは先頃、Germicidal Lamps & Applications(G.L.A.)社の資産を取得しました。同社はオランダに本社を置き、小規模ながらもUV-C除菌ソリューションに関する幅広い専門知識を有しています。これに伴いシグニファイは、同社の室内上部のUV-C空気除菌製品群のほか、各製品の活用事例における深い知見も合わせて取得したことになります。
シグニファイのデジタルソリューションヨーロッパのリーダー、ポール・ピーターズ(Paul Peeters)は、次のように述べています。「G.L.A.から取得した資産やノウハウにより、UV-Cを活用した室内上部の空気除菌システムのロードマップを加速的に作成することができます。これらの製品は近い将来、全世界で提供可能となる見込みです。」
室内上部空気除菌照明は、光学部品がシールドで覆われた状態で高い位置に取り付けられるためUV-C光源の露光を防ぎ、室内に人がいる状態でも使用することができます。UV-C照射と室内空気の自然対流によって室内上部の空気が常に除菌されるため、学校やオフィス、ジム、小売店舗などの「密」な場所での使用に適しています。
シグニファイは35年以上にわたりUV技術の最前線に立ち続け、革新的なUV-Cライトの製造において確かな実績を積み上げてきました。シグニファイのUV-Cライトは、各製品に特化した安全上の注意事項に従って設計、設置、使用されており、管理の徹底した生産プロセスに沿って製造されています。
※日本では、12製品のうち「UV-Cランプ」を約30年前より販売しています。他11製品は日本市場での需要を考慮し、順次発売を検討していきます。