※この報道用資料は、2016年9月12日オランダで発表されたプレスインフォメーションの抄訳版です。
- YellowDotプログラムで、フィリップスの屋内位置情報技術と相互運用可能な照明器具を認定
- フィリップス ライティングは、今年末までに3種類のYellowDot対応LEDドライバーを発売予定
- このプログラムにメーカーとして最初に参加したTrato-TLVグループは、フィリップス ライティングの屋内位置情報システムを搭載した照明装置をフランスEquipmagフェアで発表
オランダ、アイントホーフェン - 世界有数の照明機器メーカーであるフィリップス ライティング (ユーロネクスト アムステルダム: LIGHT) は本日、同社の屋内位置情報技術を他社のLED照明器具に開放するYellowDotプログラムを発表しました。このプログラムにより各メーカーは、フィリップスの屋内位置情報技術を取り入れたLED照明器具をテストし、動作を保証することができます。さらに、今年末までに3種類のYellowDot対応LEDドライバー(60W、100W、150W)がヨーロッパで販売される予定です。この動きは、ヨーロッパおよび中東におけるシステム販売の成功を受けたものであり、屋内照明測位技術に対するLED照明器具や小売客からの需要増加に対応することを目的としています。
「屋内位置情報を用いた商用照明システムの市場が急成長するなか、YellowDotプログラムを利用すれば、フィリップス ライティングもその顧客も、この商機を最大限に活かすことができます。LED照明器具の選択肢が増え、小売店やショッピングセンターなどの施設オーナーは、この市場で最も正確かつ拡張性に優れた屋内測位システムと照明を組み合わせることができます」と、フィリップス ライティングの屋内位置情報パートナーシップ マネージャー Simon den Uijl は言います。
フランスの照明器具メーカー Trato-TLV Group はYellowDotプログラムに最初に参加した企業であり、2016年9月12~14日にパリで開催されるEquipmagフェアでは、フィリップス屋内位置情報技術を取り入れたLED照明器具を発表します。Trato-TLV Groupはこれまで70年近く、サービス業界、小売店、チェーン店、輸送セクターや看護施設を対象に、革新的な照明製品を設計、製造、販売しています。
Trato-TLV Groupのゼネラル マネージャー Guillaume Picha 氏は、「YellowDotプログラムに参加したおかげで、当社の顧客は市場で最も優れた屋内位置情報ソリューションを利用し、競争優位を高めることができます。フィリップス ライティングのYellowDot対応ドライバーがあれば、消費電力や寿命に影響を与えることなく、当社の照明器具に可視光通信機能を搭載できます」と話しています。
フィリップス ライティングの屋内位置情報技術は、個々の照明器具に可視光通信と呼ばれる技術を搭載し、光の変調によって一意の識別子を伝送しようというものです。この光変調は人間の眼には見えませんが、スマートフォンのカメラでは検出されます。小売店のアプリをダウンロードすると、買い物客は位置情報サービスを利用できるようになり、たとえば、買い物リストに追加した商品の場所を30cm程度の誤差で特定できます。データは一方向にのみ流れ、個人データは照明システムで収集されません。
9月12~14日にパリで開催されるEquipmag(フランス有数の小売り見本市)では、フィリップス ライティング(3C 125 の SILAB スタンド)およびTrato-TLV Group(3D 032 のスタンド)が屋内位置情報技術のデモを行います。