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    エンパイア ステートビルとフィリップスのLED照明がニューヨークの超高層ビル群を一新


    世界で最も有名なオフィスビルが、フィリップス カラーキネティクスとの協働で最先端の演出照明システムを駆使したリアルタイムなカラーライティングを導入

    5月 18, 2012

     

    ※ この報道用資料は、2012年5月9日に米国ニューヨークで発表されたプレスインフォメーションの翻訳です。

     

    ニューヨーク、ニューヨーク州 ‐ 超高層建築として、またニューヨーク市のシンボルとして世界的な知名度を誇るエンパイア ステートビルは、ビルの象徴でもあるライトアップを最新のLED照明に刷新するため、世界における照明のリーディングカンパニー、フィリップスをパートナーに指名しました。フィリップス カラーキネティクスの最先端技術を駆使して開発されたエンパイア ステートビル独自のシステムは、建物の外周と先塔部分の照明をリアルタイムで制御することを可能にし、ライトアップの制御や管理機能が大幅に向上しただけでなく、意匠性にも優れた照明を実現して、エンパイア ステートビルの建築ディテールを引き出します。

     

     エンパイア ステートビルは、世界中の多くの文化や重要な節目、イベント、慈善団体、国家や祝日などを、そのライトアップによって祝福してきました。この伝統は、1932年にニューヨーク出身のフランクリン・デラノ・ルーズベルトの大統領選出を知らせるために、シンプルなサーチライトを灯したことが始まりです。アメリカ建国200年の際には、夜間に建物を赤、白、青でライトアップするカラー投光照明を設置し、現在非常に人気のあるライトアッププログラムにつながりました。今回のフィリップスの最新LED照明システムは、それぞれの照明にさらなる独自性や特異性を持たせることで、ライトアッププログラムの向上に貢献します。

     

     エンパイア ステートビルは、21世紀における改修作業の一環として、従来の照明器具からLED照明への移行を進めてきました。今回の新しいコンピュータ制御システムにより、1,600万色以上のパレットを使用して照明をカスタマイズすることができるようになります。このパレットには、実現が難しいとされるパステルカラーも用意されており、実質的に無限の組み合わせが可能です。フィリップスの新しいLED照明は、エンパイア ステートビルのスタッフチームが、10色のカラーパレットのために400灯におよぶ照明器具交換に数時間をかけた従来のシステムに代わり、最新の省エネ技術で独自の照明を創り出し、更新できるようにしました。

     

     エンパイア ステートビルを保有するマルキン・ホールディングス社代表取締役のアンソニー・マルキンは次のように述べています。「私たちは、5億5千万ドルを投じるエンパイア ステートビルの改修プログラムを通し、世界で最も有名なオフィスビルの名に恥じぬよう、ビルをすべての観点から見直し、エネルギー効率の良い21世紀型の技術を採用しています。そしてついに、この象徴的なタワー尖塔部の照明を改修するときが来ました。初期段階では、従来の高輝度放電灯とLED照明を併用するため、はっきりとした違いは感じられませんが、9月にLEDへの移行が完了すれば、その違いが明らかになるでしょう。私たちは、世界的に有名なニューヨークの超高層ビル群のシンボルをライトアップするのにふさわしい、最先端の技術でエネルギー効率と信頼性に優れた照明システムを求めて市場を調査しました。フィリップス カラーキネティクスのLED照明システムは、世界に名を馳せるエンパイア ステートビルのライトアップを、さらに幻想的なものへと変えてくれるでしょう」。

     

     フィリップス カラーキネティクスのLED照明導入により、光の正確な制御や光の無駄な広がりを抑えた効率のよいライトアップが可能となります。また、その制御性により、リプル(波打つようなエフェクト)、クロスフェード(2色間の色変化)、パーティクル(泡が浮かぶようなエフェクト)、バースト(色変化しながら光の輪が広がるようなエフェクト)など、様々な効果を簡単に表現することができ、独自性の高い照明デザインを実現できます。フィリップスの新しい照明システムは、光の拡散を最小限に抑えながら建物の外周や先塔部分を効率良く照らし、ニューヨーク市のどこからでもエンパイア ステートビルを視認することができるレベルの光量を実現しました。この機能により、夜空だけでなく、近隣の建物への照射も抑えることが可能です。

     

     フィリップス カラーキネティクスのゼネラルマネージャーであるジェフ・カシスは、次のように述べています。「エンパイア ステートビルのライトアップは、私たちにとって技術的なチャレンジであると同時に、数年間にわたる切願のプロジェクトでした。私たちは、エンパイア ステートビルをニューヨークの革新的な建造物のシンボルとして維持しつつ、建物の外観に適切な照明レベルとデザインを提供するソリューションの実現へ向けて、LED技術の開発を進めてきました。その結果、従来の光源と同じ光量を維持しながらも、ニューヨークの超高層ビル群の彩りを一瞬にして変える独自のLED照明システムを実現しています」。

     

    エンパイア ステートビルについて
    マンハッタンのミッドタウンに443.2メートル(1,454フィート:地面からアンテナまで)の高さでそびえ立つエンパイア ステートビルは、“世界で最も有名なオフィスビル”です。インフラ、公共エリア、アメニティへの新たな設備投資を行っており、世界中のさまざまな第一線企業がテナントとして入居を希望しています。エンパイア ステートビルの堅牢な放送技術は、ニューヨーク大都市圏の主要テレビ局およびFMラジオ局をカバーしています。
    また、米国建築者協会(AIA)が実施した投票では、アメリカで最も人気のあるビルに選ばれています。エンパイア ステートビルの屋外展望台は世界的にも有名な施設であり、周辺地域で一番の観光スポットとなっています。エンパイア ステートビルの詳細については、www.esbnyc.comwww.facebook.com/EmpireStateBuilding、@EmpireStateBldg をご覧ください。

    日本におけるフィリップスについて

    株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパンは、1953年に日本電子開発株式会社としてフィリップス製品の日本市場への輸入を開始し、いくつかの企業統合や社名変更等を経て2005年に社名を株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパンに変更しました。現在は、ヘルスケア、ライティング、コンシューマーライフスタイル等の事業部から構成されています。2008年には、呼吸器、睡眠治療器などを扱うフジ・レスピロニクス株式会社を傘下に入れ、同社は2010年に社名をフィリップス・レスピロニクス合同会社としました。株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパンは、フィリップス・レスピロニクス合同会社と合わせて約1,700名の従業員を擁し、全国約80ヵ所に事業所を展開しています。株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパンの詳細につきましてはホームページをご覧ください。(http://www.philips.co.jp

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    ロイヤル フィリップス エレクトロニクスについて

    ロイヤル フィリップス エレクトロニクス(本社:オランダ、NYSE:PHG, AEX:PHI)は、人々の生活の向上を目指して常に革新的であり続け、健康で満ち足りた生活を提供する企業です。ヘルスケア、ライフスタイル、ライティング分野における世界のリーダーとして、お客様の視点やブランドプロミスである“sense and simplicity(センス アンド シンプリシティ)”に基づき、人を中心として技術とデザインを融合したソリューションを提供します。世界100ヵ国以上に約122,000人の従業員を擁し、2011年の売上は226億ユーロで、循環器疾患ケア、急性期疾患の診断治療とホームヘルスケア、省エネ照明ソリューション、新たな照明アプリケーションのマーケットリーダーであると同時に、男性用シェーバーやグルーミング、ポータブルエンターテインメント、オーラルヘルスケアなど、人々にやすらぎや喜びをもたらすライフスタイル製品においても強いリーダーシップを発揮しています。ニュースリリースについてはホームページをご覧ください。

    本件に関するお問い合わせ

    株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパン 広報部 代表 TEL: 03-3740-4561

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