* この報道用資料は、2012年4月16日にドイツ フランクフルトで発表されたプレスインフォメーションの翻訳です。
ドイツ フランクフルト―有機EL照明の高輝度化や大型化、普及において常に市場をリードするフィリップスは、「Light + Building 2012」で高性能有機ELパネルを発表します。
フィリップスのLumiblade OLED GL350パネルは、かつてない明るさとサイズの組み合わせを魅力的な価格性能比で実現したもので、一般照明としての有機ELをこれまでになく身近なものにしました。
フィリップス 有機ELライティング ゼネラルマネージャーのDietrich Bertramは、次のように述べています。「新しいLumiblade OLED GL350パネルは、有機EL照明の美しさに加え、高品質をプラスした一般照明製品です。これまで、有機ELでこのレベルの明るさを出すには12枚のパネルが必要でしたが、今やわずか3枚で可能になりました」。
正方形のGL350 OLEDパネル1枚の明るさは115ルーメン、サイズは155 平方センチメートルで、従来の有機ELパネルの約3倍の大きさです。パネルは3枚セットでの販売となり、合計で350ルーメンの明るさが得られます。
フィリップスは「Light + Building」会場のブースで、有機ELシャンデリアや、空から雪が舞い降りてくる様子を表した装飾的な照明など、このLumibladeOLED GL350パネルを使ったクリエイティブな照明用途の可能性を展示しています。
有機ELによる動く彫刻LivingSculptureが「Light + Building 2012」に登場
「Light + Building 2012」では、デザイングループWhiteVoidと提携し、有機ELによるスペクタクル照明LivingSculptureを発表します。Lumiblade有機ELを864枚使用した三角形の作品で、大きさは幅6メートルにおよびます。薄型の有機ELが装置フレームと調和し、驚くほど薄い面発光の光が自由に空間を漂う様子をご覧いただけます。
Lumiblade有機ELは、有機EL照明を単なる光源ではなく、クリエイティブな照明のための素材として利用できるのが特長です。薄型形状と面発光により、これまでにない設計を可能にしたことで、フィリップスはデザイナーや建築家と提携し、新たな形態の照明作りに取り組んでいます。
インタラクティブ・ウォール LivingShapes
LivingShapesは、壁面状に有機ELパネルを並べた壁面照明で、壁の前の動きに反応して光る、内装空間の雰囲気照明に適したインタラクティブ・ウォールです。このほか、照明パネルで文字を表示したり、映像インターフェースとして利用したり、周囲の音を光のディスプレイに変換するマイクロフォンとして利用することもできます。また、LivingShapesのモジュール設計も他とは一線を画すものです。何枚ものパネルを上下左右に並べることができ、数平方メートルの広さの面を一気に照明化することが可能なため、デザイナーにとって照明デザインの設計自由度が広がります。
フィリップスの有機ELインタラクティブ・ウォールLivingShapesは、メッセフランクフルトの「未来の照明トレンド」にも選ばれたもので、5.1ホールと6.1ホールの間の通路(5.1ホールのPhilips Consumer Lightingブースの隣)に展示されています。
新製品Lumiblade有機ELは2012年内に発売
フィリップスは、ショールームのインテリアやおもてなしの空間を演出するLivingShapesインタラクティブ・ミラーを2012年中に発売するなど、双方向有機EL照明により注力の力していきます。LivingSculpture 3Dモジュールシステムも2012年内に発売予定で、この製品により、有機EL照明に初めて3次元空間を作ることが可能になります。