株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパン(本社: 東京都港区、代表取締役社長:ダニー・リスバーグ、以下 フィリップス)の植物育成用LED照明「Philips GreenPower LED Production Module (フィリップス グリーンパワーLEDプロダクションモジュール、以下プロダクションモジュール)」 が採用された大阪府立大学の完全人工光型植物工場「グリーンクロックス新世代植物工場」 (以下、GCN植物工場) が、2014年9月19日に開所することを発表します。
GCN植物工場では、一日当たり5,000株のレタス等の葉物野菜が生産され、大阪府立大学と提携を結んだ企業によって生産から販売までのビジネス実証が行われます。また運営販売会社である株式会社グリーンクロックスが、2014年10月上旬より 「学園菜」 ブランドで販売を開始します。
フィリップスは、GCN工場に1万3,000本の植物育成用LED照明 「プロダクションモジュール」 を提供しています。プロダクションモジュールは、日本初*1 の遠赤色LEDチップが搭載された多段栽培に適したLEDモジュールです。植物育成に最適な光の波長と遠赤色を採用しており、消費電力量あたりHf 蛍光灯比2倍以上の収量が得られることが確認されています*2 。またプロダクションモジュールは、従来の蛍光灯と比較して最大55%の消費電力を削減できます*3 。
フィリップスの植物育成用LED照明 「Philips GreenPower LED Production Module」
(フィリップス グリーンパワーLEDプロダクションモジュール)
フィリップスは農業先進国オランダで培ったノウハウと最新のLED技術を活かして世界中で植物育成用LED照明ソリューションを提供しています。長年にわたる経験と世界中の栽培者や育苗家との密接な協力にもとづき、農作物の成長サイクルと照明との関係性を証明するための数多くの試験を行ってきました。 |
大阪府立大学 完全人工型植物工場の概要 (グリーンクロックス新世代植物工場)
■規模等 : RC造地上2F
延床面積約1,300㎡
■事業費 : 約7億円
■場 所 :大阪府立大学中百舌鳥キャンパス
■設 備 :
・グリーンクロックス技術による苗診断ロボットシステム
・栽培過程の完全LED光源
・量産型規模 (日産5,000株) における実証・評価設備
*1 フィリップス社調べ(2013年)。製品の仕様によっては遠赤色LEDチップが搭載されていないものもあります。
*2秋間和広,宮坂裕司,小西淳,Esther van Echtelt,Na Lu.波長の異なる植物栽培用LED照明を使用した植物工場における葉菜類の栽培.園学研12別1.156.2013
*3 シーシーエス株式会社調べ(2012年)