注意事項

    フィリップスが照らし出す未来型オフィスの幕開け - アムステルダムの "The Edge"  

    2015 年 6 月 25 日

    ※この報道用資料は、2015年6月25日オランダで発表されたプレスインフォメーションの抄訳版です。

     

    オランダ、アムステルダム - 技術とイノベーションが結集されたアムステルダムのThe Edgeは、高度なインテリジェンスを特長とする持続可能性に優れたビルです。 世界で初めて、Power-over-Ethernet (PoE) を基盤とするフィリップスの革新的な「コネクティッド ライティング システム」を取り入れたオフィスビルとしても知られています。 このコネクティッド ライティング システムでは、電力とデータが同じイーサネット接続を介して伝送されるので、施設管理者はビルの利用パターンやエネルギーの使用状況を一括して把握できます。このように、多くの情報に基づいて管理業務を行うことで、エネルギー効率やオフィス・スペース運用効率を大幅に高めることができます。

     

    「フィリップスのコネクティッド ライティング システムのメリットは省エネだけではありません。ビルの利用状況に関するさまざまなデータが得られます。センサーからデータがリアルタイムで送られてくるので、社員がこのビルをどのように、どの程度の頻度で利用しているかを詳細に把握できます」と Deloitte (オランダ) の最高情報責任者 Erik Ubels 氏はコメントしています。 「本当に清掃が必要な部屋を重点的に掃除することで、コスト削減に役立っています。たとえば、ひとつの会議室を大人数で丸 1 日使用し、その部屋で昼食をとったり、コーヒーを飲んだりした場合は入念な清掃が必要です。一方、2 人で 2 時間ほど使用しただけの部屋は軽い清掃ですみます」

     

    PoEを基盤とするフィリップスのコネクティッド ライティング システムを取り入れたThe Edgeでは、オフィスのスタッフが各自の好みに合わせて照明や室温を設定できます。 スマートフォンでアプリを起動し、自分のデスク上にある照明の明るさや室温を調節できるので、職場の生産性向上にも役立っています。

      

    The Edge の関係者によるコメント 

    The Edgeは、OVG Real Estate、フィリップス、および主要テナントであるDeloitteの協力によって実現しました。 設計を担当したのは、PLP Architecture (ロンドン)のRon Bakker氏とLee Polisano氏。オーナーはDeka Immobilien Investmentです。 他に、AKD、Salesforce、Henkel、Sandvik、Edelmanがテナントとして入居しています。 

     

    フィリップスの "コネクティッド ライティング”がオフィスにもたらすイノベーション 

    このコネクティッド オフィス ライティング システムにはセンサーが装備されており、部屋の利用状況に関するデータを匿名で収集できるようになっています。LED照明器具はそれぞれITネットワークに接続され、インターフェイスはその他のビルシステム (暖房、空調、ITサービスなど) にも対応しています。これらすべてのデータを参照し、状況を把握したうえで意思決定できるので、運用効率の向上につながります。

     

    つまり、施設管理者は、ビルの現在の利用状況および過去の利用状況をひとつのシステムですべて把握できるのです。たとえば、毎週金曜日の午後、あるフロアが使用されていないことがわかれば、それに合わせて室温や照明を設定し、清掃スタッフを手配することができます。

     

    PoE技術を基盤とするフィリップスのコネクティッド オフィス ライティング システムは、さまざまなビル サービスの運用効率を高めます。

     

    • 照明:  照明はビルの消費電力の 40% を占めます。フィリップスのコネクティッドLED照明を使用すれば、照明の電力消費を最大80%節約できます。これは、ビル全体の電力消費量の3割削減することになります。
    • 清掃:  PoEを基盤とするフィリップスのコネクティッド ライティング システムでは、利用状況データを活用することで、ビルの清掃コストをおよそ10%削減できます。
    • 空間の最適化:  照明に装備されたセンターからデータがリアルタイムで送られてくるので、施設管理者はより適切な空間利用計画を立てることができ、空間効率が少なくとも20%向上します。 

     

    さらに、標準に準拠したPoE対応の照明器具は、照明設置費用の大幅な削減も可能にします。これらの照明器具には、データと電力の両方が同じイーサネット接続を介して供給されるので、コストのかかる電気配線は不要です。結果として、設置費用を少なくとも25%削減できます (幹線配線は87.5%削減)。

     

    ²The Edge は最高水準の持続可能性の基準を満たしていることを認められ、BREEAM² - Outstanding を取得しました。これは、国際的に知られている Building Research Establishment Environmental Assessment Method (BREEAM: 建築物環境性能評価手法) の最高ランクです。

    報道関係および企業に関するお問い合わせ

    フィリップス ライティング ジャパン合同会社

    マーケティング部
    担当: 久保/豊田

    ロイヤル フィリップスについて

    ロイヤル フィリップス(NYSE:PHG, AEX:PHI)は、人々の生活の向上を目指して常に革新的であり続け、ヘルスケア、コンシューマーライフスタイル、ライティング分野において健やかで満ち足りた暮らしを提供する企業です。本社はオランダで、2014年の売上は214億ユーロ、世界100ヵ国以上に約108,000人の従業員を擁しています。循環器疾患ケアや急性期疾患の診断治療とホームヘルスケア、省エネ照明ソリューション、新たな照明アプリケーション、および男性用シェーバーやグルーミング、オーラルヘルスケアにおいてリーダーシップを発揮しています。ニュースリリースについてはホームページをご覧ください。  http://www.newsroom.lighting.philips.com

    日本におけるフィリップスについて

    株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパンは、1953年に日本電子開発株式会社としてフィリップス製品の日本市場への輸入を開始し、いくつかの企業統合や社名変更等を経て2005年に社名を株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパンに変更しました。現在は、ヘルスケア、ライティング、コンシューマーライフスタイル分野の製品を扱っています。2008年には、呼吸器、睡眠治療器などを扱うフジ・レスピロニクス株式会社を傘下に入れ、同社は2010年に社名をフィリップス・レスピロニクス合同会社としました。2015年には、カテーテルおよびワイヤーを使用した血管内イメージングおよび生理学的評価を行う装置を取り扱うボルケーノ・ジャパン株式会社を傘下に入れました。日本におけるフィリップスは3社合わせて約2,100名の従業員を擁し、全国約80ヵ所に事業所を展開しています。株式会社フィリップス エレクトロニクス ジャパンの詳細につきましてはホームページをご覧ください。  http://www.philips.co.jp