※この報道用資料は、2012年10月29日にオランダ アムステルダムで発表されたプレスインフォメーションの抄訳です。
オランダ、アムステルダム-ロイヤル フィリップス エレクトロニクス(AEX: PHI, NYSE: PHG、以下フィリップス)は本日、その革新的な開発力を証明する、世界でも非常にスマートなウェブベースのLED家庭用照明システム、「Philips hue(フィリップス ヒュー)」を発表しました。「Philips hue」は、米国および欧州のアップルストアとアップルのオンラインショップ独占で、10月30日より発売されます。
「Philips hue」は、今までの家庭用照明に対する考え方や体験を一変させる、まったく新しい世界の到来を告げるものです。スマートフォンやタブレットを利用して、ご自身やご家族のライフスタイルに合わせ、好みの明かりをつくり、コントロールすることを可能にします。
「Philips hue」のセットアップは、わずか数分で完了します。スターターパックには、これまでの照明器具にそのまま使える電球1が3個と、家庭のWi-Fiルーターに差し込むブリッジが同梱されています。さらに、「Philips hue」専用アプリをお手持ちのスマートフォンやタブレット端末にダウンロードすることで、これらと連携したまったく新しい照明体験が実現することができます。
「Philips hue」は、スマートフォンやタブレット端末などのデバイスから直感的なアプリと連携することにより、防犯のために遠隔操作で家の照明をコントロールしたり、カスタム設定で部屋の明かりをパーソナライズしたり、タイマー設定をして毎日のスケジュールを管理したりすることが可能となります。
「Philips hue」は、直感的でシームレスなシステムであり、新しい機能をダウンロードすることでアップグレードが可能なため、将来も継続的に使用できる仕組みになっています。
1: E26もしくはE27キャップ(日本非対応)
高品質で省エネルギーなLED電球である「Philips hue」は、白色光の色調を調整したり、好みの色合いを演出することが可能です。さらに「Philips hue」は、以下の特長を備えています。
- 部屋ごと、あるいは1日の時間帯によって好みの照明を記憶させ、瞬時に呼び出す
- スマートフォンに任意の写真をかざすことにより、それをカラーパレットとして利用し、写真の色と同じように部屋を染め上げ、懐かしい思い出を蘇らせる
- 白色光の色調を調整して、暖かみのあるキャンドルライトから活気のあるクールな白色光まで自在に変える
- レインボーカラーで部屋をより華やかな雰囲気に演出する
- 外出中でも遠隔操作で自宅の照明のコントロールやモニタリングが可能なため、自宅の防犯対策に有効
- タイマー設定が可能なため、毎日の決まった作業を管理することができる
- 設定された照明によって気持ちよく目覚めたり、大切な人が安眠できる環境をつくることができる
「Philips hue」アプリは、先進的な「LightRecipes(ライトレシピ)」の機能も備えています。これは、照明が人体に与える生物学的影響に関するフィリップスの研究成果をもとに、
あらかじめプログラムされた照明設定です。電球の光量を調節して白色光の色調と明るさを最適化し、“リラックス”、“読書”、“集中”、“活動”の4種類が用意されています。
フィリップス ライティングのマーケティング戦略部門の責任者であるユルン・デ・ワールは、「『Philips hue』は、人と明かりのある体験、明かりとの関わり方を根本から変える、まったく新しい方法です。電話やメディア、エンターテインメントのあり方は、デジタル技術の進歩と共に革命的な変化を遂げました。そして今度は、明かりをパーソナライズすることが可能になり、無限の用途を手に入れたのです。フィリップスは、LED技術の可能性をこれからも定義し直していきますが、『Philips hue』はその限界をさらに広げていくことでしょう。これは高品質な照明を提供することにとどまらず、照明をデジタル化し、私たちの生活と統合することにより、私たちの生活をシンプルに、より豊かなものにしていきます」とコメントしています。
「Philips hue」の発売に先駆け、ニューヨーク、ベルリン、上海で実施された家庭での検証において、多くのユーザーは「Philips hue」の高品質な明かりやプログラム制御できるタイマーに関心を示しましたが、最も評価が高かったのは、外出先から家庭の照明をコントロールできる機能でした。また、自分だけの照明設定を保存し、それをボタンひとつで再現できることや、モバイルデバイスから自宅の照明をコントロールできるという便利さも好評を得ました。
フィリップスは今後、「Philips hue」アプリの仕様を開発者コミュニティに公開する方針で、すでにオープンソースのプラットフォームをwww.philips-hue.comで開設し、アプリの開発を通して、照明が私たちの生活をより良いものにするためにできる、さらなる可能性を引き出して欲しいと開発者に呼びかけていきます。誰でも照明の世界を共有したり、meethue.comのコミュニティサイトからインスピレーションを得ることができます。「Philips hue」は、オープンなジグビー・ライト・リンク規格に準拠しているため、他社のジクビー準拠システムと統合させることも可能です。
また、フィリップスは「Philips hue」を音声や動画などと統合させるような、未来的な製品機能の開発も進めています。地理位置情報サービスなどの機能開発にも取り組んでおり、たとえばあなたが家に近づいたら、それを感知して自動的に明かりをつけることや、家を出たら自動的に明かりを消すなどの機能を実現しようとしています。
「Philips hue」は、米国と欧州のアップルストアとアップルのオンラインショップで独占販売され、価格は199米ドル/199ユーロ/179英ポンドとなっています。
詳しくは、www.philips-hue.comをご覧ください。
「Philips hue」製品情報:
「Philips hue」導入パック
- 600ルーメン(50ワット相当)のhue電球3個2
- 各hue電球は、暖かみのある白色光からクールな白色光まで、白色のあらゆる色調だけでなくさまざまな色を演出することが可能です。さらにhue電球は、従来型の電球に比べて消費電力が80%削減3されています。
- 照明ネットワークを簡単にセットアップできるhueブリッジ(分配器)
- hueブリッジ用の電源
- hueブリッジをルーターにつなぐためのLANケーブル
- アプリをダウンロードするためのマニュアル
- 標準推奨価格:199米ドル/199ユーロ/179英ポンド
※Philips hue導入パックの電球数は、50個まで追加することが可能です。
「Philips hue」電球追加パック
- 600ルーメンの追加用hue電球1個
- 標準推奨価格:59米ドル/59ユーロ/49英ポンド
※追加パックは、hue導入パックに電球を追加するものです。hue電球を機能させるためには、hue導入パックとそれに含まれているhueブリッジが必要です。
※hueブリッジには、最大で50個のhue電球をつなぐことができます。
2: E26もしくはE27キャップ(日本非対応)
3: フィリップス本社調べ